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韓国海軍最強の第7戦団、済州基地に移転

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軍オタ諸氏のために全文を掲載しておきます。
韓国は虎の子の艦隊を済州島へ移しました。
北からのミサイル直撃を避けて主力を保存し、同時に日本に対峙したいという意味でしょうか。
情報がリンクできないイージス艦とか、あまり意味がないのですが。


朝鮮日報 記事入力 : 2015/12/27 05:03
韓国海軍最強の第7戦団、済州基地に移転
イメージ 1
22日午前9時ごろ。済州海軍基地(済州民軍複合型観光美港)の埠頭(ふとう)に7600トン級のイージス艦「栗谷李珥」が近づくと、軍楽隊の演奏が始まり、迎えに出た済州基地の戦隊将兵が手を振って歓迎した。「栗谷李珥」には、韓国海軍唯一の戦略機動部隊「第7機動戦団」のナム・ドンウ戦団長(准将、海士41期)など機動戦団の指揮部が乗り組んでいた。続いて韓国海軍初のイージス艦「世宗大王」、韓国型駆逐艦「文武大王」(4500トン級)が合間を置いて入港した。済州基地の工事が始まって以来、イージス艦2隻が同時に入港・停泊するのは今回が初めて。「世宗大王」と「栗谷李珥」は21日午後4時、それまで配備されていた釜山海軍作戦司令部を離れ、時速20-30キロというゆっくりしたスピードで航行し、22日朝に済州基地へ到着。第7機動戦団の済州基地時代がオープンした。これらの艦艇は、第7機動戦団の中心戦力だ。

 第7機動戦団の指揮部は22日午前、済州基地正門に部隊の看板を掲げ、部隊練兵場で移転記念式を開いた。ナム戦団長は「済州民軍複合港は韓国の生命線たる南方海上交通路と海洋主権を守るための、21世紀の清海鎮(新羅時代の要塞〈ようさい〉)」と強調した。
 第7機動戦団の関係者らは、メディアの中で唯一「栗谷李珥」に同乗した記者に対し「期待半分、心配半分」という心情を露わにした。最新施設で飾られた新しい基地に移るのはうれしいものの、基地周辺の一部住民による執拗(しつよう)な反対が負担だという。ナム戦団長は「民と軍が共生できる最高の港湾になれるよう、最善を尽くしたい」と語った。

 第7機動戦団は2010年2月、北朝鮮の挑発への備えに重きを置く既存の第1・第2・第3艦隊とは別の目的で創設された。西海(黄海)北方限界線(NLL)など北朝鮮の挑発に備えるほか、済州南方海域の海上交通路保護、離於島(中国名:蘇岩礁)・独島(日本名:竹島)など周辺国が相手となる海洋紛争への備え、ソマリア海賊対策をはじめとする国際的役割の拡大などを目的としてつくられた。そのため、韓国海軍が有する最大の戦闘艦9隻(イージス艦3隻、韓国型駆逐艦6隻)は全てこの部隊の所属になった。

第7機動戦団は、この基本戦力のほかにも、必要な場合にはアジア最大の揚陸艦「独島」や、最新の214型潜水艦(1800トン級)など潜水艦戦力の支援も受けられる。韓国軍の消息筋は「准将クラスが指揮する戦力としては、米空母打撃群を除くと世界最強レベルといえる」と語った。
 第7機動戦団の済州基地移転により、まず離於島で海洋紛争が起きた場合、対応に要する時間が大幅に短縮された。艦艇が時速37キロで航行すると、釜山基地からは13時間30分かかる。これは、中国の寧波(11時間)、日本の佐世保(12時間30分)から中・日各国の部隊が出動した場合より、1時間から2時間半ほど余分に時間がかかるという。しかし済州基地から出動した場合、わずか4時間30分で離於島に着くことができ、対応に要する時間は中・日よりはるかに短くなる。また、海洋境界の画定をめぐって中・日との対立が深刻化した場合にも、釜山基地にいた時より迅速かつ効果的に対応できるようになった。

 済州基地の第7機動戦団は、北朝鮮はもちろん、中国の潜水艦の動きをけん制する役割も担う。中国海軍北海艦隊所属の潜水艦は通常、西海から済州島西方の近海を通過して太平洋に進出する。済州基地には、最新の対潜装備を持つ水上艦艇だけでなく、潜水艦も1戦隊配備された。さらに、NLLなど西海で衝突が起きた際にも、釜山基地にいた時よりずっと速く出動・対処できるようになった。

ユ・ヨンウォン記者


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