Quantcast
Channel: くにしおもほゆ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 8894

[転載] 鹿児島の空自機墜落続報 6名全員が殉職! 《人間を矮小化してはならぬ》

$
0
0
なでしこりん様のブログ(言論統制のアメーバブログ)より転載させて頂きました。
このブログ(不死鳥復活サイト)のURL: http://ameblo.jp/nadesikorin-fight/
 
(以下、転載記事  ↓のタイトルをクリックして元記事に行けます)

鹿児島の空自機墜落続報 6名全員が殉職! 《人間を矮小化してはならぬ》

2016-04-08 23:02

.....「任務に危険はつきもの」と分かっていても胸が痛みます。
...........他人の命と自分の命の二者択一を迫られた時、あなたなら?

.....なでしこりんです
。世の中には「避けられない死」があることを理解していても、それでも亡くなられた航空自衛隊員とそのご家族のことを思うと胸が痛みます。「どうかご無事で!」という一縷の願いは叶わなかったようです。殉職された航空自衛隊員の方たちのご冥福をお祈りいたします。 記事は「時事通信」からです。

.................................イメージ 5 

.....6人全員の死亡確認=鹿児島の空自機墜落―防衛省

.....航空自衛隊のU125飛行点検機の墜落事故で、防衛省は8日、鹿児島・御岳の現場で発見された6人全員の死亡を確認したと発表した。(時事通信) http://news.yahoo.co.jp/pickup/6197110

.....「飛行機の歴史」は「事故との戦いの歴史」でもあります。私も何度か飛行機(ジェット機)には乗りましたが、機上から地上を眺めるたびに「これは落ちたら絶対に助からないな」といつも思います。旅客機では離陸直後に「安全講話」が必ずありますが、それこそ救命胴着ではなく、「パラシュートを個人個人に配布してほしい」ぐらいです。もちろん、スカイダイビングの経験のない者にとってはパラシュートは使いこなせないでしょう。でも、あれば使いますよね。助かるために・・・・。

.................................イメージ 3 

.....上の記事は、あの「朝日新聞」の記事なんですが、いかにも「自衛隊嫌いの朝日らしい記事」です。平成11年11月22日にその事故が発生しました。朝日の見出しでは、「東京・埼玉80万戸停電」「空自機墜落で高圧線切断」「交通・ATM乱れる」という見出しが躍っています。小さめの字で「2乗員死亡」とあります。ではなぜ2人の自衛隊員は死んだのか? 朝日新聞視点とは違う視点で事実を検証してみます。

................................イメージ 6   

.....平成11年11月22日13時02分 - 中川尋史二等空佐・門屋義廣三等空佐(階級は当時)が年次飛行のため航空自衛隊の「T-33A」で入間基地を飛び立つ。

.....13時38分 - 「コクピット・スモーク」
.....13時39分 - 「エマージェンシー(緊急事態)」
.....住宅密集地を避け、入間川河川敷へ向かう。
.....
13時42分30秒 - 「ベイルアウト」
........すでに機体はバランスを崩し、脱出に必要な高度・角度は確保できない状況だった。
.....13時45分頃 - 墜落。

...............................イメージ 4 

.....軍事オタクでなくても、ジェット戦闘機には緊急脱出装置が付いていることはご存知だと思います。座席ごと空中に射出されパラシュートが開くあれです。実はこの亡くなられた2名の自衛官の方たちも緊急脱出装置を使われました。でも、使用した時にはすでに高度が低く、十分な高さがなかったんです。では、2名の自衛官は何をしていたのか? 私の駄文よりはるかに正確な事実を伝えている目撃者の証言をご紹介しておきます。この文章は、近くの高等学校の校長・小川義男先生が学校通信に書かれたものです。

.....《人間を矮小化してはならぬ》    校長 小川義男

.....先日、狭山市の柏原地区に自衛隊の練習用ジェット機が墜落しました。たまたま私は、寺田先生(教頭)と共に、あの近くを走っていましたので、立ち寄ることにしました。すでに付近は閉鎖されていて、近くまで行くことはできませんでしたが、それほど遠くないあたりに、白煙が立ち上るのが見えました。

.....見上げると、どのような状態であったものか、高圧線がかなり広範囲にわたって切断されています。高圧線は、あの太くて丈夫な電線ですから、切れる時はぷつんと切れそうなものですが、多数の細い線の集まりからできているらしく、ぼさぼさに切れています。何カ所にもわたって、長くぼさぼさになった高圧線が鉄塔からぶら下がっている様は、正に鬼気迫るものがありました。

.....聞くと、操縦していた二人は助からなかったそうです。二佐と三佐と言いますから、相当地位の高いパイロットだと言えます。二人とも脱出を試みたのですが、高度が足りなく、パラシュート半開きの状態で地面に激突し命を失った模様です。

.....以前、現在防衛大学の学生である本校の卒業生が、防衛大学合格後、航空コースを選ぶというのを聞いて、私が止めようとしたことがあります。「あんな危ないものに乗るな」と。彼の答えはこうでした。「先生、戦闘機は旅客機よりも安全なのです。万一の場合には脱出装置が付いており、座席ごと空中に打ち出されるのですから」と。

.....その安全な戦闘機に乗りながら、この二人の高級将校は、何故死ななくてはならなかったのでしょうか。それは、彼らが十分な高度での脱出を自ら選ばなかったからです。おそらく、もう百メートル上空で脱出装置を作動させていれば、彼らは確実に自らの命を救うことができたでしょう。47歳と48歳と言いますから、家族にとって、かけがえのない尊い父親であったことでしょう。それなのに、何故彼らはあえて死を選んだのでしょうか。

.....実は、あの墜落現場である入間川の河川敷は、その近くに家屋や学校が密集している場所なのです。柏原の高級住宅地は、手を伸ばせば届くような近距離ですし、柏原小、中学校、西武文理高等学校もすぐそばです。

.....百メートル上空で脱出すれば、彼らは確実に助かったことでしょうが、その場合、残された機体が民家や学校に激突する危険がありました。彼らは、助からないことを覚悟した上で、高圧線にぶつかるような超低空で河川敷に接近しました。そうして、他人に被害が及ばないことが確実になった段階で、万一の可能性に賭けて脱出装置を作動させたのです。

.....死の瞬間、彼らの脳裏をよぎったものは、家族の顔でしょうか。それとも、民家や学校を巻き添えにせずに済んだという安堵感でしょうか…。

.....他人の命と自分の命の二者択一を迫られた時、迷わず他人を選ぶ、この犠牲的精神の何と崇高なことでしょう。皆さんはどうですか?このような英雄的死を選ぶことができますか?私は、おそらく皆さんも同じコースを選ぶと思います。私も必ずそうすることでしょう。実は、人間は、神の手によって、そのように創られているのです。

.....人間は全てエゴイストであるという風に、人間を矮小化、つまり、実存以上に小さく、卑しいものに貶(おとし)めようとする文化が今日専らです。しかし、そうではありません。人間は、本来、気高く偉大なものなのです。火災の際の消防士の動きを見てご覧なさい。逃げ遅れている人があると知れば、彼らは自らの危険を忘れて猛火の中に飛び込んで行くではありませんか。

.....母は我が子の為に、父は家族の為に命を投げ出して戦います。それが人間の本当の姿なのです。その愛の対象を、家族から友人へ、友人から国家へと拡大していった人を我々は英雄と呼ぶのですhttp://jameskato.at.webry.info/201208/article_5.html

........................イメージ 1 イメージ 2 
........................中川尋史空将補と門屋義廣一等空佐

.....朝日新聞の記事を書いた記者は、小川校長先生の言葉を聞いてどう感じたでしょうか? ぜひ一人でも多くの皆様が「自衛隊員の精神」を忘れないでほしいです。By なでしこりん


Viewing all articles
Browse latest Browse all 8894

Trending Articles