産経 2016年08月30日 09時06分 http://www.yomiuri.co.jp/science/20160830-OYT1T50016.html?from=yartcl_outbrain1
外来スズメバチ、対馬で女王蜂7000匹超捕獲

女王蜂を捕獲するため、誘引液を入れたペットボトルを木の枝につるす関係者(環境省九州地方環境事務所提供)
繁殖力が高く、どう猛な特定外来生物ツマアカスズメバチが長崎県対馬市に生息している問題で、環境省と同市は、4~5月に市内90地区に仕掛けていたペットボトルのわなを回収した結果、推定で7000~1万2000匹の女王蜂を捕獲したと発表した。
ツマアカスズメバチは中国や東南アジアなどが原産で、体長2~3センチ。国内では2012年10月、対馬で初めて確認された。在来のニホンミツバチを捕食するため、養蜂や生態系への影響が懸念されている。
女王蜂の捕獲は、防除や拡散防止を目的に実施。呼びかけに応じた市民が、配布されたペットボトルに誘引液を入れて木の枝や幹につるす形で、島内各地に計2424個が設置された。
同省はこの取り組みとは別に、わなを集中的に設置した場合の効果を調べるため、上県町佐須奈地区と島内六つの港湾周辺でも女王蜂の捕獲を実施した。同地区では100メートル間隔で501個を2回設置し、計616匹を捕獲。港湾周辺では20個ずつを2回仕掛け、計221匹を捕まえた。
同省九州地方環境事務所は「実施した手法を点検して来春の防除などに反映させ、対馬でのツマアカスズメバチの生息密度の低下を目指したい」としている。
これが獰猛なツマアカスズメバチです。既に朝鮮半島は席巻しました。
巣は特徴ありますが、い樹の枝や崖の上などに造るので、駆除しにくいのです。
おまけに1匹の女王は5000~10000匹を産み、このうち何んと2000匹が女王蜂になります。日本在来のスズメバチとは桁違いの繁殖力です。
人も襲います。とてもしつこく攻撃してくるそうです。
対馬には日本古来のニホンミツバチが住んでいます。日本人に似て、日常目にする西洋ミツバチよりちょっと小型で、そして温厚で滅多に人を刺しません。西洋ミツバチは近縁なのですが、九州本土から対馬まで飛行出来ないので交雑が起こらず、ニホンミツバチは純血のままです。
花を訪れるニホンミツバチ ニホンミツバチを襲うツマアカスズメバチ
対馬の養蜂は大きい被害を受けました。このスズメバチが貨物に付いて九州本土などに渡れば、さらに一挙に拡がり、国内の養蜂業は壊滅的な被害を受けたでしょう。
ミツバチだけではありません。対馬にはホタルや蝶など他では見られない固有種も多いです。
幸いなことに島民の大勢の方が誘引剤を入れたペットボトルをあちこちに仕掛ける作戦で、大きい効果が出ました。
ペットボトルのスズメバチトラップの作り方を紹介されているサイト:http://www2u.biglobe.ne.jp/~vespa/vespa201.htm
まだまだ安心できません。スズメバチは秋に交尾して、また春に出来来ます。
対馬以外も注意が必要です。現に下関や日南市(宮崎県)で確認されました。
韓国や中国からの船が入る港町は特に強い警戒を。
対馬はやっぱり大昔から日本を守る重要な城です。
みなさん、ありがとう!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
お勧めサイト
完全非営利『対馬支援@wiki』 ![イメージ 1]()
このwikiのアイドル画像「恵海(めぐみ)」ちゃんです。