【教科書検定】
伝統文化の記述充実 特別紙を使い「君が代」掲載も
2014.4.4 20:59(産経)
来年春から使われる小学校の教科書には、国語や社会などで、伝統文化に関する内容が数多く盛り込まれた。平成18年の第一次安倍政権の下で改正され、「国と郷土を愛する態度」の養成を掲げた教育基本法の精神が、徐々に浸透しているといえそうだ。
4年前の前回検定で、小学1、2年用の国語に初めて登場した神話の物語は、今回も全社の教科書で取り上げられた。このうち学校図書は「ヤマタノオロチ」を、光村図書出版など4社は「いなばの白うさぎ」を掲載。教育出版では、白うさぎの紙人形を付録にするなど、子供たちの関心を引きつけるような工夫も目立った。
日本語の響きに親しみを持たせるため、古典を音読させる内容も全社が掲載した。東京書籍は今回、新たに「日本語のしらべ」というコーナーを各学年の教科書に盛り込み、季節を感じさせる短歌や俳句などを紹介している。
3、4年用の社会には、郷土芸能や年中行事を伝える地域の人々の様子が詳しく紹介されている。東京書籍では、地域に伝わるものを調べて「郷土カルタ」をつくる学習方法を掲載。「古くからのこるものを大切に守り、つたえていく人がいる。わたしもその一人になりたい」という子供たちの言葉で結んでいる。
5、6年用の家庭では、日本食を「伝統」として取り上げる内容が目立った。開隆堂出版は見開きのカラーページでみそ汁の作り方を説明した上で、各地に伝わるみそ料理と雑煮の例を写真つきで紹介している。
音楽では、全学年の全教科書が国歌「君が代」を大きく掲載した。中でも教育出版は、君が代のページだけ厚みのある特別な紙を使い、「ほこりをもってうたいましょう」と説明。同社によれば、子供たちがパッと開けるように特別紙を使用したという。
こうした記述について、戦後の日本教育史が専門の高橋史朗・明星大教授は「日本の子供たちは他国に比べ、自己肯定感が希薄といわれるが、小学校の教科書で伝統文化の記述が充実すれば、子供たちの自己肯定感を高めることにつながるだろう。今後はこの教科書が、子供たちの心に響く形で実践化される必要がある」と話している。
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安倍内閣が発足して1年3ケ月。待ちに待った教育改革がやっと実行されます。
日本人が日本を否定し続ける戦後レジューム(枠組)のひとつが終焉に近付きつつあります。
今回の改革で十分だとは全く思っていません。
教育を正し、報道を正し、司法を正し、と、まだまだ困難な課題が一杯残ってます。
国民も頑張りましょう!!